大手電話占い会社に所属し、占い師としてデビュー。
ご相談者さまの心に届くよう祈るような気持ちで、お客様のご相談の声に全力で向き合った日々。
「言葉ひとつで人の心は救える」・・・そう確信する瞬間を重ねながら、鑑定の現場で言葉の重さと本気で向き合う道が始まった。

感情の深層に届くような鑑定が「まるで心を見透かされている」と話題となり、驚異的なリピート率を記録。
一度鑑定を受けた人が次々と戻ってくる信頼の声が、指名を増やし続け、人気占い師として頭角を現す。

約1000人以上の占い師が所属する中で、売上・リピート率ともにトップに躍り出る。
多忙を極め、予約がまったく取れない状態が続き、業界内外から伝説の占い師と呼ばれるように。
芸能人、文化人、経営者、アスリートなど著名人からの紹介が相次ぎ、桃武モモコという名前が確固たる信頼の証として広がっていく。
その評判は、占い業界内でも瞬く間に知れ渡り、同業の占い師たちからも「鑑定の組み立て方」「リピートを生む方法」「収入を安定させるにはどうしたらいいか」といった相談が殺到。
実力を持ちながらも仕事に悩み、続けられずに離れていく占い師たちの現状を知り、桃武モモコの胸にある思いが芽生える。
「このままでは占い業界はダメになってしまう」
単なる人気占い師で終わるのではなく、占い師という職業の未来そのものを見据えるべきだ・・・そんな強い危機感と使命感が、静かに心の奥底で膨らみ始めた年となった。

ある日ふと手にした一組の花札。それは幼少期、祖母の引き出しで出会い、心を奪われた言葉を持たない花だった。
「絵が語っている」その直感を再び胸に刻み、占い師としての使命が新たな形をとって動き出す。
同時期、人気絶頂の裏で見えてきた現実・・・仲間の占い師たちが道を断念していく姿を見て、「どうすれば占い師が社会的に認められるのか」「安心して働き続けられる環境をどう築けるのか」と本気で向き合い始める。
そして、自らの命をかけて、一生を託して成し遂げる占いを創り上げようと心に誓う。

花札に込められた四季や象徴と、長年培ってきた東洋・西洋の占術を融合。
占いを人生を導く技術として再定義し、「華梨桃命術花札占い」の原型を構築。
知識や勘だけではない、魂に届く言葉と対話の技法として水面下で研究と実践を積み重ねる。

占いは娯楽ではなく、生きる智慧として継承されるべきもの。
日本文化における「道」の精神にならい、茶道・華道のように占いもまた文化としての道であるべきだと確信。
その哲学を体現するために、「家元制」という伝統的枠組みを用いた教育・継承構想が動き始める。

「華梨桃花札占い 桃武流」創設。
初代家元として名乗りを上げ、体系化されたカリキュラムと共に、占い師を導く占いの育成と継承の時代が本格的に始まる。
「花は語る、人は聞く」花札に宿る声に耳を澄ませ、命と向き合うその技は、一生涯にわたり活かせる手に職であり、収益性の高い実践技術として多くの支持を集め始める。
さらにこの頃から、華梨桃花札占いの噂を聞きつけた同業者や、桃武モモコの人気を知る他の占い会社、さらには文化性を重んじるイベント会社からも、「ぜひ華梨桃花札占いを教えてほしい」「イベントで取り上げたい」といった声が次々と届くようになる。
そこで、特別希望者限定で華梨桃花札占いの指導を開始。
限られた者だけが触れられる本物の占いとして、業界の枠を超えて静かにその門が開かれていった。

一般社団法人日本未来協会を設立。
「占いを文化に、そして生きる力に」という理念のもと、プロの占い師育成にとどまらず、占いを通して現代の教養を育むための講座を全国に展開。
文化と実務を両立しながら、「学ぶ価値のある本物の占い」として社会に根づかせる道を拓いている。
また、華梨桃花札占いは、学んだ人が自らの力で経済的基盤を築き、その人らしく、心の余裕を持って生きていけることを目指して創られました。
それは、単に占いの技術を教えるのではなく、人生そのものを豊かにし、自立した未来を支える生きた智慧として体系化された占術です。